130386Raのスタートアップな日々

2010年からスタートアップのサポーターとして活動してきた記録と、サポーターに飽き足らず50歳を過ぎてプレイヤーサイドに身を投じたへそ曲がりなおじさんがスタートアップについて諸々お伝えしているブログです。

またまた、Startup Weekend Kyoto VO6を開催します。

6回目を迎えて初心に戻る

 11月第2週、第3週。この週は、GEW(世界起業家週間)の一環として世界中でStartup Weekendが開催される。しかも、毎年11月のイベントはGrobal Battleとして全世界でNO1を決めるイベントして開催される。

 当然のように、今回も京都での開催の要請があった。しかし、前回の開催時に集客がうまくいかず、過去最低の参加者数であったことから、何かを変えて、何かを変えないそうしないと今後の継続性が難しいと感じた。では、一体何を変えるのか?何を変えないのか?それを決めるには、初心に戻ることが重要なのでは?と考えた。では、初心とは何なのか?活動をスタートさせる段階ではまだ確たるものは思い浮かばない中とりあえず手探りでキックオフを開始することにした。

 

京都のStartupを盛り上げたいと思っている熱い思いを持った人達が集う

 従来、スタッフ集めというのはあまり真剣にやってこなかった。というよりそこまで時間を割くことが出来なかった。イベントを成立させるには、スポンサー、ジャッジ、メンターの手配、会場確保、そして参加者集めと様々な活動が必要だ。HPの更新作業もある。この多くの部分を限られた2~3人のスタッフでこなしてきた。ひょっとすると時間を割くことが出来なかったというのは言い訳で実際には、従来のスタッフと同じ気持ちでやれるのか?といった思い上がった考えがあったのかも知れない。

 しかし、今回は回数を重ねてきた良い影響なのだろうが積極的にスタッフとして関与したいとの思いで参加して頂ける方々が出てきた。その面々が集まったミーティングでは熱い議論が交わされ、今までになかった発想、アイデアが多数出てきた。

 この時に、感じたのが京都のStartupを盛り上げたいという熱い思いを持った人達はまだまだ、たくさんいるということであった。

 

学生メンバーに教えられた“初心”とは?

 第2回のミーティングには、学生のビジコンを主催している団体のメンバーやプログラミング集団のメンバーも加わってもらった。そこで、自分が発したここからどうやって事業化できるモデルを作るかという意見に対して、参加している学生のメンバーから「それって必要なんでしょうか?Startup Weekendって起業の体験をしていい仲間を作るってことじゃないんでしょうか?」という発言を聞いて愕然とした。これこそStartup Weekendの原点であり“初心”なのではないかと。

 正直、回数を重ねるごとにどうすればもっと良いイベントになるか?同時にイベントの知名度が上がるのか?ということを考えてきた。そのためには、リアルの起業に近い活動を3日間で終わらせることなく、成功するStartupを輩出することが重要だと思うようになっていた。シリコンバレーの研修やアジアのカンファレンスへの参加権なども参加者のモチベーションを上げると同時にそういった成功者を生み出すことにも繋がるという考えがあったからに他ならない。

 しかし、正直この学生メンバーの一言はまだ3年前に日本中のだれもがそんなにStartup Weekendを知らない時に、日本でこのイベントを始めたJonny Liが話していたことを思い出させた。当時、彼が口にしていたのは「日本人は、簡単に起業出来ない。欧米でも最初から成功する人はほとんどいない。ならば、日本人はどこでそれを経験するの?Startup Weekendは、そんな体験ができるイベントです。」と。

 

では何を変えて、何を変えないのか?

 実は、この答は今回のイベントだけでは全く答えが出ないでは?とも思っている。とは言え、上にも書いたスタッフの拡充だとか、新しく加わってくれたスタッフの提案する広報についての新たな取り組みなど小さな部分では変更を加えている。ただ、根本的に変えたくないと思っているのは、京都の起業家であるジャッジやメンターの方との交流を通じて京都流のStartupを体現してもらうということだ。京都のStartupにまつわる環境を改善したいとは思っているものの、是非京都でStartupしたいと思ってもらえる人達を増やしていきたいそう思っている。

 

 最後に“初心”として考えるべきことは、Startup Weekend Kyotoを盛り上げるのではなく、京都のStartupを盛り上げることで日本のStartupいや経済全体を盛り上げていきたいということだ。

 

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 申し込みはこちらから http://kyoto.startupweekend.org/