Startup Weekend Osaka Womenで学んだこと 1
すでに、こちらでも書いた通り先週末7月18日~20日に開催されたStartup Weekend Osaka Womenを少しお手伝いさせて頂いた。ここでいくつかの学びがあったので書いておきたいと思う。
Startup Weekendは起業を体験するイベントでなく起業するイベント
「Startup Weekend」には、ルールはありません。
(知ってる人はここはLeeっぽく読んで下さい。)
これは、イベントに先駆けて行われた事前説明会で、NPOの代表のLeeが言った言葉だ。まったく、ルールがないわけではない。ピッチは2つ以上しちゃだめとか、既成のチームで参加するなとか、そういった細かいルールは当然ある。しかし、基本Startupしてしまえば法律や一般的な慣習を守ればほぼなんでもありである。要は、このイベントでは、お金を払って調査をしようが、外部のプログラマーを使おうが、デザイナーに協力してもらおうが自由というわけだ。合言葉は、No Talk! All Actionだから兎に角何をやってでも54時間で最高のアウトプットを行なう。それが、最終の目的だ。
仮説を検証するということ
兎に角、このイベントでは仮説を検証するプロセスなしでは語れない。何度もイベントをオーガナイズしておいて、お恥ずかしいのだが今回、この仮説検証については3つの仮説検証が必要になるであろうということに気づいた。その3つについて書いてみたいと思う。
まず、一番目としてそもそも、『そのビジネスアイデアにニーズがあるのか?』ということである。つまり誰のどんな問題を解決するのかという部分だ。当然、投票で選ばれるアイデアだし練りに練ったアイデアだからニーズがあることは確かだと思う。しかし、ビジネスとして考えたときにあまりにもスケールが小さすぎたりしないか?問題と思っているが、それほど深刻な問題ではなかったりしないのかという部分の検証が必要だ。
二番目に検証しなくては、ならないのが『その解決方法は正しいのか?』ということだ。ニーズがある問題に対しての解決方法を提示していても、その方法が間違っていると問題を正しく解決できないことがある。これは、このイベントで陥りやすい罠かも知れない。なぜなら解決方法は、WEBやアプリである必要がないからである。本当は、対面で一つ一つ対応する方が本質的な問題解決に繋がるのにアプリやWEBサイトでやろうとしたばっかりにうまくいかないどんな事例もあるのではないだろうか?
最後に検証すべきは、プロダクトの検証だ。基本的に、問題解決を図る場合には何か競合するものが存在すると考えた方が良いだろう。それは、楽天市場とamazonのような直接の競合だけではない。テレビとスマホ、漫画とゲームのような遊びの時間を奪い合うような形の競合もあり得るからだ。そこで、重要になってくるのがUXだろう。楽しさや触りやすさ、心地よさなどの使い勝手の部分が大きく影響してくる。ここが、競合部分より優れていてはじめて勝ち抜けるサービスになるということだ。
今まで、それをすべて完璧にやりこなしたチームはまだ見たことはない。
次の京都では、そこまでやりきるチームが出てきてくれることを期待したいと思う。
参加者希望の方はまだまだ、申込み大歓迎です。
http://kyoto.startupweekend.org/