130386Raのスタートアップな日々

2010年からスタートアップのサポーターとして活動してきた記録と、サポーターに飽き足らず50歳を過ぎてプレイヤーサイドに身を投じたへそ曲がりなおじさんがスタートアップについて諸々お伝えしているブログです。

Startup Weekend Kyoto Aug.3~5

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 8月3日から5日で京都で3回目となるStartup Weekendを開催した。システム上の問題もあり果たして何人が参加するのか?と寝れぬ夜を過ごしたが37名の精鋭が集まった。今回の特徴としては、事前イベントの参加者や過去の参加者の紹介で初めて参加するメンバーが多かったということだ。決して参加者全員に年齢を聞いたわけではないのだが、20代の参加者が多かったのではないだろうか。

 

Startup Weekendの初日は、ピザとビールから始まる。このイベントの参加者は、基本的には見ず知らずの起業に興味を持っているということだけでしか繋がっていない。これから3日間、54時間でサービスを立ち上げていく仲間をみつけるために出来るだけリラックスした雰囲気を作りだすことが目的だ。その後、例によって『馬鹿馬鹿しい2wordに.comを組み合わせて、どんなサービスを創る会社にするのか?』をチームで考えるゲームを行う。例えば、マザコンとコーラの2つの言葉を選んだチーム(マザコン×コーラ.com)は『コーラのペットボトルの先につけるちくび型の吸引キャップを作ります』という具合に仮想の会社名から仮想のサービスをイマジネートするのだ。このラウンドでは、限られた時間内でチームで一つの物事を意思決定するプロセスを学ぶ。これからの54時間の中で何度も意思決定を行う機会が訪れる。それは、ブレストを行う中からサービスの内容を絞りこむときもそうだし、実際に仮説をたてて走り始めてからピポット(転換)を行うときもそうだ。そもそも、本当に起業をすれば毎日が小さな意思決定の連続となる。だから、ゲームをしながらそのプロセスを学んでいくのだと僕は理解している。

 

その後、ビジネスアイデアを持つ参加者が自らのアイデアを披露するピッチのラウンドに移る。今回は、25名が自らのアイデアを発表した。1分間という限られた時間の中で『世の中の何に問題意識を持っているか?』そして『自らのサービスはどうやってその問題を解決できるのか?』を訴えかける必要がある。当然、自分が事前に考えてきたアイデアを発表する人もいれば、普段自らが持っている問題意識をこの機会に解決方法を考えてピッチする人もいる。発表されたサービスの中から多数決で8つのサービスが選ばれて、チームを形成することになった。ここからメンバーを募集する段階で新たなチームの結成や合併が行われて最終的には7つのチームでスタートすることになった。

 

2日目から開発のステージに移る。開発を始める前にその内容を確定させるわけだがこのブレストに多くのチームが時間を費やした。事前に、オーガナイザーのLeeからブレストの方法についてのレクチャーがあった。その方法は、以下のようなものだ。まずよく言われることだが、人の意見は決して否定しない。つまり「yes~、and~」という発言を行うということ。もう一つは、時間とテーマを決めて一旦議論の拡散を行なう。その後に再度時間を定めて、絞込みを行う。このプロセスを連続させていき開発の内容を確定させるというものだ。分かっていてもなかなかうまくいかないのは、議論が伯仲しすぎることと、タイムマネージメントがなかなか機能しないこと、そして何を軸としてぶらさないか?ということに慣れていないからだと感じた。この部分をどうマネージメントしていくのか、というのはオーガナイザーサイドの課題であると感じた。

 

この日までに多くのメンターやアドバイザーの方々がお越し頂きアドバイスを頂いた。順不動でご紹介するとコネクトフリーhttp://connectfree.jp/のクリストファーテイト氏、日本情報化農業研究所 http://www.n-i-agroinformatics.com/の古荘貴司氏、nota inc.  http://notaland.com/ の洛西一周氏、洛洛.com http://e-rakuraku.com/の安達貞雄氏、

Movida comunications http://www.movidac.com/ の九島洋一氏、そして去年11月の

Startup Weekend Kyotoのchampion チームで Coworkify http://coworkify.com/ の

Kenshin Fujiwara氏だ。その他にも、アドバイザーや運営のお手伝いとしてスポンサー企業でもある、http://www.paperboy.co.jp/の今岡佐知子氏、マルチメディアスクール ウエーブ http://www.mswave.co.jp/it/index.htmの中山岳文氏、そしてKRPの入居テナントとして、イントフロート http://www.intfloat.com/の龍野優也氏にご協力を頂いた。

 

このブログは、最終日の最終審査の前に書いている。なので、最終プレゼンの模様は後ほどアップします。