130386Raのスタートアップな日々

2010年からスタートアップのサポーターとして活動してきた記録と、サポーターに飽き足らず50歳を過ぎてプレイヤーサイドに身を投じたへそ曲がりなおじさんがスタートアップについて諸々お伝えしているブログです。

Startup Weekendがまた京都にやって来る

1116日(金)~18日(日)に4回目となるStartup Weekend Kyotoを開催する。今回は、日本のStartup Weekendでは初めて学生限定での開催となる。

 

What's Startup Weekend?』

 

まだ、Startup Weekendについてよく知らない人のために説明すると、Satrtup Weekendは、アメリカで生まれ、今や全世界93カ国312都市で開催されている世界的な起業イベントだ。このイベントの特徴は、既成のチームがすでに完成されたビジネスモデルを競うコンテストではない点だ。当日集まった参加者が、自分のアイデアでピッチを行ない優れたアイデアの下にチームを結成する。そして、54時間で自分達のビジネスアイデアをMVPまで完成させたうえで、プレゼンテーションを行ない、優勝チームを決めるというのがイベントの概要だ。合言葉は、『No Talk!  All Action!』だ。日本語流で言えば「しゃべってる暇があれば手を動かせ」っていうところだろうか。ちなみに、海外での実績で言えば、FoodspottingZaarlymemoLaneなどのサービスは、このイベントから生み出されたサービスだ。日本では、まだ上記のような華々しい実績をあげたサービスは生まれていないが毎回新たなサービス、スタートアップを生み出しており近いうちに誰もが知っているStartupを生みだすことになるだろう。

 

『参加資格ってあるの?~どんな人が参加するの?』

 

さて、では「誰が参加するのか?」ということだ。今回のイベントは、学生限定だ。だから大学生、大学院生であることは必須だ。(休学していようが、社会人学生でも構わない)対象としているのは、開発者いわゆるエンジニアだけではない。当然、MVPまで作り上げなければならないし、エンジニアにはこんなサービスを作りたいという具体的なプランがある人が多いので、数多く参加する。しかし、このイベントは決してHackathonではないということだ。あくまでも、ビジネスイベントでありサービスの出来(完成度と言ったほうが適切か?)の良し悪しで優勝が決まる訳ではないのだ。世の中の問題をWebやアプリを使ってどのように解決するのか?パソコンやタブレットを使った何よりも面白いサービスを作り出せるか?がポイントになる。

 

だから、コードが書けなくても何の問題もない。起業に興味を持っておりチームで何かを作り上げたいという意欲さえあれば参加資格ありだ。よく、質問を受ける事として「求められるスキルは?」とか「敷居(レベル)が高いのでは?」といったことがある。この答えとしては、最低限ネット検索が出来ることくらいということだろうか。このイベントでは、Startupを模擬体験することが出来る。すなわち、作ったサービスが本当に受け入れられるのか?といったことについてのマーケティング(調査)も必要になる。こういった調査はネットで行なってもいいし、参加者や、はたまた今回なら京都の街に出かけて聞き取りをしてもいい。これならば別に特別なスキルを持ってなくてもだれでも出来るだろう。要は本当にそのサービスを成功させたいという情熱をもてるかどうかなのである。

 

 『何故学生限定のするのか?』

 

今までも意欲のある学生の方が少なからず参加頂いている。それでも、他のイベントに比べるとまだまだ学生の参加が少ない。

 

そのネックの一つが参加費の問題だ。京都もやはり関西なので、「参加費が高いんちゃうの?」と言われる。ちなみに従来の参加費は7,500円である。今回は、学生限定ということで、スポンサーにも無理をお願いして、5,000に設定した。期間中は、金曜の夜から日曜(京都では今回もパーティーを開く予定なので夜まで)は全て食事つきなのだ。くれぐれも、土曜や日曜に朝食は摂ってこないことをお勧めする。きっとお腹が一杯で作業に支障をきたすだろう。メタボぎみの大食漢の人も心配ご無用だ。

 

もう一つのネックが、上にも書いた敷居の問題だ。Startup Weekendは、Startupを模擬体験出来る場だと書いたが、それ以上に貴重なのは失敗してもいいということだ。しかし、社会人の起業家志望者やプロのデザイナー、マーケターに混じって失敗覚悟でチャレンジするのは勇気がいるという気持ちは分からなくもない。そこで、今回の京都イベントは学生限定にさせて頂いた。臆することなく、失敗してもいいので思い切りチャレンジして欲しい。【前の週(9日~11日)には、大阪では一般参加が可能なので、一般の方は是非そちらに参加して頂きたい http://osaka.startupweekend.org/ 

 

『多くの起業家が関心を持つイベント』

 

そして何より今回の京都では、参加者が多くの起業家と会って話をする機会を設けることにしている。ジャッジには、株式会社はてな http://www.hatena.ne.jp/ の近藤社長、 株式会社のぞみ http://www.nzm.jp/ の藤田社長 クエステトラ株式会社 http://www.questetra.com/ の今村CEO の参加が決定している。その他にもメンター、コーチとしてコネクトフリー株式会社 http://connectfree.jp/ クリストファー(久利寿)テイトCEOが参加を表明している。他にも現在多くの起業家に参加を要請しているので、是非楽しみにして欲しい。これら起業家の方々と実際に会って話をする経験はまさにプライスレスだと思う。

 

 『世界への扉を開くイベント』

 

今回のイベントは、GLOBAL ENTREPRENEURSHIP WEEK(GEW 世界起業家週間)

http://www.unleashingideas.org/weekend の一環として行なわれる。このため、優勝チームはサービスの紹介動画を作成し、世界中の優勝チームと競い合う権利を有する。動画を見た世界の投資家からお声がかかるなんてことも夢ではないかも知れない。

 

【イベントの概要】

  

 日時:平成241116日(金)18時集合 ~18日(日)19時頃解散

 場所:京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク4号館

 参加費:5,000円(学生限定)

 参加人数:50