Dec 20, 2014
Startup Weekend Shiga参戦記 後編
さて、今回参加者目線で記録をブログに残そうと思ったがあまりにも長くなってしまったので2回に分かれてしまいました。すみません。
危機管理まで考えてくれた素晴らしいメンバーとさすがプロ根性を見せつけたプロフェッショナルエンジニア
2日目を終えた段階で、あと1日となった。最終的には自分達がインタビューから得られた仮説を再度プロダクトとして多くの人からフィードバック(それも良い評価)を得られれば絶対優勝出来る。そう確信していた。そのためには、出来るだけ早く自分達のコンセプトを見てもらう必要があると考えていた。
正直、コードの書けない自分達には明日の朝までにちゃんと動くものを仕上げるということがどれだけ大変なことか解らなかったしそれまでに少しでもフィードバックを得たいと言って井上くんと潮田くんは見よう見真似でモックアップ作りにトライしてくれた。二人の作業はメッセンジャーに履歴によると深夜3時すぎまで及んでいたようだ。
そんな記録の残るメッセンジャーに早朝には嬉しい知らせが届いていた。「取り急ぎ、現状はこんな感じです。」というメッセージとともにちゃんと実装出来ていて動くぺーじが完成していたのだ。
完璧だったはずのシナリオの中で漏れていた唯一の問題
この後、インタビューメンバーは次々と思っていたようなインタビュー結果を集めて来たし、Webから上がってくる評価もほぼ良好なものだった。エンジニアの小山さんは、さらにブラッシュアップするとともに、今年の流行語大賞のあのコンビのセリフまで挿入するなど遊び心まで注入されたものが出来上がっていた。
後は、プレゼンさえ完璧にやれれば間違いなく優勝出来る。おそらくそう思ったのがよくなかったのだろう。そうその最後のプレゼンを完璧にやり切るという鍵は自分が握っているということをすっかり忘れていたのだ。
悔しいとしか言えない結末
結局、私たちのチームは優勝出来なかった。結果だけ言うとそういうことになるだろう。ただ、少なくとも仮設検証を顧客開拓という形で行なうことによりアウトプットを作り出したし、そのフィードバックまで得るという3日間でやれることをやり切ったのでは?という思いがある。非常に言い訳がましい話になるが、ここまで優勝したいという想いが強くなるとは思っていなくてプレゼンで、平常心を保てなかった。チームメンバー一人一人の活動を伝えたい思いもあって冷静に振り返ると内容が散漫だったのでは?と大きく反省している。
プレゼンって思いの強さを伝えるものだと優勝したチームの前川さんから教えられたような気がする。情熱を伝え切ることが出来るかってこともスタートアップには非常に重要なことだし、そもそもStartup Weekendは、コンテストだということはひょっとすると自分自身が一番忘れていたことだったのかも知れない。それをきづかせてくれたことも、参加して得られたことのような気がする。
滋賀でStartup Weekendを開催することの意味について
今回、正直驚いたのは滋賀の人々の地元愛の強さだ。
チームを組めなかったピッチのアイデアの中には、数多くの地元を意識したサービスがあった。これは、京都や大阪ではあまり見られない光景だと思った。IT系サービスでなくてもStartup Weekendでピッチしてもいいですよとは言っているもののこれほど非ITであってもちゃんとイベントとして成立するというのを身を持って体験させて頂けたと思います。
更に付け加えさせて頂くとすると、この起業未開の地でStartup Weekendを開催してやろうと思ったオーガナイザーチームの情熱には本当に脱帽です。自分は、本当に何もお手伝い出来なくて、滋賀の起業家が協力してくれるわけでもなくそれでもこれだけ盛大なイベントが出来たことはすばらしいことだと思います。
本当の最後に、最高のチームメンバーに大、大、大感謝です。
誰一人欠けてもこんなにファンキーで最高なものが作れなかっただろうし、最高の3日間を過ごすことは出来なかったと思います。
本当にありがとうございます。