130386Raのスタートアップな日々

2010年からスタートアップのサポーターとして活動してきた記録と、サポーターに飽き足らず50歳を過ぎてプレイヤーサイドに身を投じたへそ曲がりなおじさんがスタートアップについて諸々お伝えしているブログです。

「若者の車離れ」をテーマに共同研究をしている件-part1

皆様は、「若者の車離れ」と聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか?

 

立命館大学の林先生の学生と一緒に「若者の車離れ」をテーマにユニオンエタニティ株式会社を代表して共同研究を始めさせて頂いて1年ちょっとが過ぎようとしています。

 

今年、参加してもらっている学生には、さまざまな形で活動の内容を発信してもらう事をお願いしています。そういった中で、自分自身もこのテーマについて発信していく事が重要なのではないかと感じたので、思うところについて書いていきたいと思います。

今回は、なぜ「若者の車離れ」をテーマにしたのか?について書いてみたいと思います。

 

なぜこのテーマを選んだのか?

 

これが、共同研究を始める時に発表したユニオンエタニティ株式会社のプレスリリースです。

prtimes.jpl

 

「若者の車離れ」が叫ばれていると言われていますが、叫んでいるのは若者ではなく、アラフォー、アラフィフなどの世代です。

 

 ユニオンエタニティが標榜しているのは、車の循環型社会の実現です。私なりの解釈では、使える車はちゃんと使い切り、使えない車はちゃんと捨てる。一言で言うと、こういった事になると思います。

 

 車を簡単に捨てない社会を作るには、車を使う人が減るといささか困る事が出てきます。車を使う人がどんどん減っていくと、まだまだ使える車があるのに、廃棄せざるを得ないケースが増える事になります。

 別にそれ自体が悪いと言っているつもりはありません。使わない車はちゃんと捨てればいいのです。ちゃんと捨てるというのは、車をそこらへんに放置したりせず、適切な処理業者にお渡しする事で、部品やレアメタル、鉄スクラップなどをリサイクルする事によって活用出来るものを再利用する事を意味しています。

 

車が産まれてきた(作られた)価値を最大限に発揮する事はとても重要だと考えています。車の走るという機能が損なわれるまで、使い切るというのが価値を最大限に発揮するという事だと思っています。もし、本当は車をそんなにたくさん生み出す必要がないのであれば、メーカーは生産台数をもっともっと減らす必要があるのかも知れません。

 

いささか話は脱線しましたが「若者の車離れ」の実態を掴む事で、今後の中古車流通業界、そして廃車というビジネスの領域にどのようなサービスが求められるのか?といった部分を明らかにしたいというのがこの研究の目的だと思っています。

 ある意味、車の価値を再定義する事こそがこの研究の裏に潜んでいるテーマと言えるのかも知れません。

 

次は、1年目の研究の成果とこれまで学生と接してきて解ってきた「若者の車離れ」の実態について書いていきたいと思います。

 

等身大の若者である22歳の女子大生が、真剣に車の購入を実体験する発信をしています。こちらの方も、是非ご一読下さい。

 

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