startupweekend Kyoto Session VOL7を開催しました
Startup Weekend Kyoto Sessions Vol.7 || Souichirou Hosokawa X Jon Sehyung
実は5回、6回と重ねてもう7回目になっているセッションのレポートです。
今回は、初めてLIVE配信でなく録画を配信しています。
その辺の経緯や舞台裏含めたお話したいと思います。
1.oVice
詳しくは、Youtubeの方を見て頂きたいのですが、今回Live配信しなかった理由はゲストであるJonさんが開発してoVice(読み方はオヴィス)を利用しながら収録したからです。oViceは、ZOOMとRemoのような個室型のネットワークツールのいいとこ取りをしたようなツールです。イベントなどでZOOMを使うと参加者同士のコミュニケーションは難しくなります。Remoとかだと、個室に移るのでコミュニケーションは個室内のユーザーが中心になります。
oViceでは、話したい人の近くに行けば音声は大きくなり、遠ざかると音声が小さくなるように設定されています。ですので、イベントなどで参加者同士が雑談出来たりします。oViceは、リモートワークになってJonさんがZOOMなどのコミュニケーションツールで使いづらいと感じた点を改善して作ったツールだそうです。
オンラインでのStartup Weekendの運営にも参加した身としては、緩く色んな人とコミュニケーションしながら、全員へのアナウンスも簡単に出来るこのツールは非常に使いでがあると感じました。
ちなみにoViceの名前の由来は、officeとVoiceを組み合わせて並びを変えたとの事でした。動画を見てみて下さい。
2.学生起業家としてのJonさん
中身についても印象に残った事とかをお話したいと思います。
裏話を少ししますと、この収録実は2回しています。最初のセッションの録画がうまくいかなかったからなのですが、take2の割りにそんなに出来映えは変わりません(笑)
ぜひ、本編を見ていただきたいのであまり詳しく喋りませんが、印象的だったのはJonさんが研究者がダメなら起業家とすぐ決断した事。
技術がないと何も出来ないと思い、エンジニア としてスキルを身に付けた事。
そして、常に事業化を目指す中で事業資金に使うため、ビジコンで賞金稼ぎをしていた事。そうやって何度も事業を立ち上げていく中で、大企業から相当な年俸で雇用するとのオファーを受けつつ、それを断りながらスタートアップをやっている事などです。
これから起業を目指す人達に、新卒で就職するより起業してバリューを高めれば失敗してもどの経験を元に高いサラリーだって得られるんだから挑戦したらって言っていた事です。
3.ダイバーシティと日本の起業環境について
本編では、あまり触れていないかも知れませんが、今の彼のチームはかなりの多国籍のチームになっているそうです。サービスのコンセプトがどこにいても、うまく人と繋がれるものだからかも知れませんが、何度も経験したからメンバーを集めるという事に関してはじめての人よりもノウハウがあるのかも知れません。
Jonさんがビジコン荒らし?をしていた頃にはメンバー探しの一環でもあったけれど、日本人には、あまりいい人がいなかったというのは耳の痛い話でした。まあ、もう5、6年前の事なので今なら違うのかも知れませんが。
日韓のスタートアップ事情についての話はなかなか印象的でした。数年前は、日本の方がビジコンが盛んだったが、今では韓国の方がレベルが高くすぐにでも事業化出来そうな単なるアイデアでないものが増えていると言っておられました。
反面、日本の方が株価が高く同じ10%程度の出資でも金額が大きくなるという話は意外でした。これは、裏返すと日本の方がアイデアベースでもそこそこの金額の出資を受けられる可能性があるという事だと思います。
ただ、それを本当に具現化するだけの力があるのか?という部分に投資家は拘りを持っているのも間違いない事だとは思います。
ま、詳しくは、本編みてください。
そろそろ、オフラインでと思っていましたが環境的にそうもいかなそうです。
京都でもオンラインの企画をしていく事になりそうなのでそのあたりの情報も発信していきます。