startupweekend Kyoto Session VOL2を開催しました
Startup Weekend Kyoto Sessions Vol.2 || Tatsuya Tsubuki X Kenta Taki
この文章は、You TubeのLIVE配信をハイボール片手に飲みながら書いています。
ちょっと裏側を書いておくと、ファシリテーター以外のメンバーは、皆様と同じようにYou Tubeを見ながらコメントとか入れています。
今回のゲストは、Startup Weekend Kyotoの元参加者で、自らがスタートアップを経験し、現在はAIスタートアップであるデータグリッドにJOINしている高城さんがゲストです。元参加者の方が、こういう形で応援してくれるのはぶっちゃけ気持ちいいです。
起業とデータグリッドへのJOINまでの道のり
今回の登壇者の高城さんは、元々はテニサー(テニスサークルの略)で遊びまくっていたそうです。そこから、”このままではヤバイ”と一念発起し、シアトルへの留学、シリコンバレーツアー参加、京都工芸繊維大学の起業部の立ち上げ、Startupweekendへの参加、プログラミングの勉強と、一気に意識高い系学生への転身を図っていきます。
何か本でも書けそうな話ですねw
元々は、化学を選考していたのに、奈良先端科学技術大学院大学のユビキタスコンピューティング(舌噛みそう)へ進学し、在学中に同じ奈良先端の仲間とTIME PACKというサービスで起業したそうです。その後、OSAP(大阪市シードアクセラレーションプログラム)に採択されるなど順調なスタートを切ったものの、シードファイナンスに苦戦したりアプリのユーザー数が伸び悩む中、一緒に起業した仲間が就職で内定をもらうなど、これ以上続けるのが難しいと判断し自身のスタートアップに一旦区切りをつけたそうです。
なかなか、撤退の決断が難しい中、大きな決断を自ら下した事になります。(凄い)
そんな中、京都で新進気鋭のAIスタートアップであるデータグリッドから声を掛けられJOINする事になったそうです。
ちなみに、高城さんがOSAPの5期採択のメンバーでデータグリッドは6期採択のメンバーだったそうです。
(OSAPは現在、9期募集中のようです。ご関心ある方は、是非)
今回のSessionで感じた事
僕個人が、スタートアップのサポーターからスタートアップのメンバーとしてJOINしている事もあって、高城さん自身もっと、「自分がやるのとJOINするのではこんなに違う」みたいな話をするのかと思っていたので、すごく冷静に自分のチームと今のチームを全く切り分けて考えているのがすごく印象的でした。
やはり、一口にスタートアップと言ってもメンバーや事業が違うとアプローチもモチベーションも異なるというのが、まさに今回のテーマである”リアル”なんではないだろうか?
そして、スタートアップの繋がりの中から自分の道を選んでいくのはとても大事な事だと思いました。高城さんも、OSAPでもキャピタリストやメンターとの出会いが今に繋がっていると言っていたのは印象的でした。
予告
さて、次回のSessionですが、運営若手メンバーの青木と八木の2人が、京都大学起業部の部長で、株式会社カタルシス代表取締役で、学生起業家の山本さんに鋭く切り込みます。
是非お楽しみに
Startup Weekend Kyoto Sessions Vol.3 || Tomoya Aoki & Eito Yagi X Syuga Yamamoto
関西人な僕にはオンラインミーティングは不向きではないかと考える3つの理由
567の影響で不要不急の外出を控えなくてはいけない中、スタートアップもそうでない方々も多くの方がリモートワークを余儀なくされていると思います。
リモトーワークでは必須とも言えるオンラインミーティングを重ねてみてなんとなく僕のような関西人にはオンラインミーティングは向かないのでは?と思ったのでその3つの理由について少し述べてみたいと思います。
1.会話のインターセプトが出来ない
通信環境やツールの影響もあると思うんですが、オンラインミーティングでは相手が喋っている途中に会話を挟むのが難しいと感じています。相手型が喋っている最中に、何か少しでも口を挟もうとすると「あ、すみません。続けて下さい。」的な雰囲気が生まれてしまいます。要は相手が最後まで発言し終えるまで聞かなければいけないのです。となると、会話の途中に相手が放つ美味しそうなワードに食いついて、こっちの言いたい事を喋り倒すって技が使えないんです。
・・・
これは本当に危機です。
いやいや、そもそも無理でしょ。相手の話を黙って最後まで聞くなんて。しかも、相手はこっちの美味しい話を最後にしてくれるわけじゃないし。これだと、全然こっちのペースにならない。
おそらくですけど(自分だけ?)関西人って常に攻守が切り替わる、サッカーとかラグビーみたいな感じで打ち合わせってしてたと思うんですね。こっちの得意な話題が出てきた時とか相手が少し主導権を失った時に、気持ちよーくインターセプトしてこっちのペースに持っていく、そんなスタイルの人が多いように思っています。オンラインミーティングは常にどっちかが攻め手で、どっちかが守り手か決まっている、スポーツで例えると野球やアメリカンフットボール、ゲームでいうとチェスや将棋のようなそんなコミュニケーションではないのかな?と思います。
これは、おそらく出たとこ勝負の私のような関西人には、不向きなのではないかなーと思います。
2.詳細な準備と戦略が重要
これは、やってみて痛感するのですが資料が重要になります。
劇場型プレゼンしかしない、自分としては、従来はプレゼン資料はイメージだけ流れるように象徴的なフレーズと、画像やイラスト、表とかだけ見せて後はほとんど喋りでインパクトを残すみたいな感じで作っていました。それで、そこそこ関心を持ってもらったら「詳細の資料を送りますね」みたいな感じ。
オフラインだと、イメージとしては、3割くらいで資料を見て7割くらいは話を聞いているみたいな感じに思っていました。これだと重要なのは、如何に抑揚をつけて喋れるか、聞き手の反応がどうか、を見極めてそれに合わせて喋れるかだと思っています。
が・・・
オンラインミーティングでは、全く逆というか資料の理解のために話を聞くそんなイメージですね。そもそも、ビデオ越で相手の反応って分かりずら過ぎます。更に、「通信悪いんで音声だけで行きますねー。」なんて言われたおりには、とほほです。
そうです。関西のべたな営業マンが阪神タイガースの勝ち負け(そもそもコロナで試合ないしw)と天気と時事ネタだけで乗り切るのはオンラインミーティングでは不可能なのです。
事前に数字などの整った資料を準備する、どこをアピールして、どのフェーズまで話を進めるのか、という戦略を立てる必要があると思っています。
複数人で対応する場合は、役割も決めておく必要があるでしょう。誰がインパクトを残す人なのか、誰がロジカルに説明するのか、などを予め打ち合わせしておく必要があるのではないでしょうか。正直、今まで頭の中になんとなくあっても、明確にここまで準備してこなかったと思っています。
3.短時間にコンパクトに結論をまとめる必要がある
オフラインでフェイスtoフェイスだと1.5時間〜2時間って全然気にならないんだけど、正直1時間もオンラインミーティングするとかなり疲れます。
となるとやっぱりコンパクトに結論をまで持っていく必要があります。これは寂しがり屋の僕としてはかなり厳し目です。過去に僕がオフラインでやっていた、2時間くらいのミーティングで、散々雑談とか相手のビジネスに関する話を9割の時間でやって、最後に「あれ、今日ってなんの話でしたっけ?」みたいに、肝心の商談は10分で終わらせるみたいなのは、オンラインミーティングでは絶対、絶対に不可能です。
無駄な会話をしないというのは、オンラインミーティングの最大のメリットかも知れません。
如何でしょうか?
以上が、関西人な僕にはオンラインミーティングは不向きではないかと考える3つの理由です。そうは言ってもオンラインミーティングはなかなかなくなりはしないと思うので、出来るだけフィット出来るようにしていこうと思います。
startupweekend Kyoto Session VOL1を開催しました
Startup Weekend Kyoto Sessions Vol.1 || Minakuchi Takayuki X Sushi Suzuki
本日、startupweekend Kyoto Sessionを開催致しました。
今回は、そのレポートと次回のセッションについての予告です。
ちなみに、放映の模様は↑からみれます。
Session1までの経緯
このSessionをシリーズで開催する経緯については、前回のブログで書かせて頂きましたのでこちらを参照してください。
そこで持ち上がったのが、初回の登壇者を誰にするか?というイベントではちょっと揉めそうな話ですが、水口の口から出た「俺とSushiさんでやるわ」のセリフで比較的簡単に決まっちゃいました。
次は、ネーミングでした。ウェビナーやオンラインサロン的なネーミングも出た中から聞き手と話し手が発するハーモニー的意味合いのJam、Sessionの2つから「Jamはフルーツジャムっぽいから」という理由でSessionになりました。デザインやネーミングにこだわるのも、京都工芸繊維大学のデザインという分野のメンバーがいる、京都ならではなのかな?と思ったりしています。
今回のSessionのハイライト
今回のSessionは、Sushi Suzukiが水口にインタビューする形式で行ないました。
詳しくはYouTubeを是非観て下さい。
以下に僕の印象に残ったやりとりだけ抜粋しときます。
○ なぜstartupweekendに参加したのか?
水口は、本人曰く学生時代はクズだったそう(本人が言っていたw)で、一般的な企業からDeNAで働いていたそうです。既に起業の決意を固めていたものの、自分自身にはプログラミングやデザインのスキルがなかったので、仲間を見つけるために参加したそうです。
○ 当時の様子と参加してどうだったか?
2013年の東京でのイベントに参加し、その時の参加者は100人を超えていたそうです。
(ちなみに京都だと参加者40人程度で少ない時は15人〜20人くらいともっと小規模です)
彼のアイデアでチームを作れたが、優勝や賞を取る事は出来なかったそうです。それでも、チームメンバーが働きながらサービスローンチまで漕ぎ着けたそうです。当時言われていたのが、実際に参加した人のうち、活動を継続し、サービスをローンチ出来るのは9%と言われていたそうです。
(Sushiによると海外はもう少し高くて20%らしいです)
○ startupweekendの何が好きなのか?
水口曰く、正直言ってHackthonやIdeathonは嫌いだそうです。ただ、作るだけ、ただアイデアを出すのは好きではないそうです。startupweekendだと放任主義で、メンバー集めや、いつ辞めるのかといった決断の部分がとてもリアルな起業に近く、そこが魅力だと感じているそうです。
そして、キャッチフレーズである”No Talk All Action"という考え方も好きだそうです。そこに自らの好きな考え方である、51%の支持を得るから51Actionという社名をとったという事です。まさにタイトル通りStartup Weekendが、人生に影響を与えている感じですね。
○起業の頃の話
まだ、アイデア段階だった頃twitterとかで自分のアイデアを起業家の方とかに連絡してアドバイスを求めに行ったそうです。
ただ、20人ぐらいで止めたそうです。理由としては、これ以上聞いても同じような事しか言われなかったからだそうです。そして、やってもいない人のアドバイスで悩むよりまず自分がやってみる事の方が重要だと感じたからだそうです。
男前過ぎるし、一番共感出来る部分でした。
他にも、視聴者の方の質問にも答えてなかなかの盛り上がりでした。
次回のSession
次回のsessionは、オーガイザーの津吹が過去の参加者で、学生起業家の高城賢太氏と対談します。
高城氏は、京都工芸繊維大学の在学中にstartupweekendに参加し、進学した奈良先端科学技術大学院大学で学生起業を経験し、京都の新進気鋭AIスタートアップであるデータグリッドにJOINし、現在は新規事業開発マネージャーを務めておられます。
津吹と高城氏は、京都工芸繊維大学時代の講師と生徒という間柄でいわば師弟関係。
この二人がどんなハーモニーを醸し出すかご注目下さい。
次回のSessionは、来週6月2日の20時〜以下のチャンネルで放映致します。
Startup Weekend Kyoto Sessions Vol.2 || Tatsuya Tsubuki X Kenta Taki
是非チャンネル登録をお願い致します。
startupweekend KyotoSessionをはじめます
https://www.youtube.com/watch?v=e5iWDSD3Cf8&feature=youtu.be
すみません。ものすごーく久しぶりにこのブログを再開します。
自分自身がスタートアップのサポーターから、player側になったなどのお話は追々致します。今回は、私のライフワークのようになってきているstartupweekendの活動についてお話します。
2011年にスタートしたstartupweekend京都には、運営チームとしてずっと関わっています。今回は、知られていない運営の内側と新しい活動についてお話します。
startupweekendとは?
Startup Weekend(スタートアップ・ウィークエンド)は、世界150ヶ国・1200以上の都市、日本25都市以上で開催されいる起業体験イベントです。金曜日の夜から日曜日までの54時間で仲間づくりをしながらアイデアのプロトタイプを作りあげていきます。机上の空論で終わらず、週末の3日間で集中的に起業のきっかけや成果を生む実践的な取り組みとなります。
世界中で48,000回以上開催され、500都市以上で1,100,000人以上が参加しています。
(大阪のonlineイベントのdoorkeeperをコピペしました)
要は、金曜日から日曜まで54時間ぶっ続けでスタートアップそのものをやってみるイベントです。京都では、2011年8月に最初のイベントを行ない、以降1年に2回から3回のスパンで継続的に開催してきました。
京都のstartupweekendの運営
9年に渡り続けてきた、このイベントの運営は全てボランティアのメンバーで行っています。とは言え、ここ2、3年は学生、社会人の混成で10人くらいのそこそこの大所帯になってきています。
運営のルールではオーガナイザーになるには、イベントへの参加が必須になっています。ですので、毎回参加者から次のイベントに運営で参加したい人を集うスタイルを続けてメンバーを拡充しています。
また、イベントの運営には、本部の承認を得た公認のファシリテータが必須ですが、京都には、私以外に2人のメンバーがライセンスを持っているので、あまり表舞台に立たなくてよくなったというのが現状です。
また、startupweekendの、”ローカルのコミュニティを大事にする”という方針の下、コーチやジャッジといったイベントに不可欠な、ご協力を頂く方々も、極力京都もしくは関西にご縁のある方をお呼びするというやり方をしてきました。これは、参加していただいた方が本気でスタートアップを目指す時や、何か新たな事にチャレンジしようとした時に気軽に相談出来たり、一緒に何かを始めたりする事が出来るようにという配慮からです。
ここ最近は、イベント終了後に反省会兼次回イベントの企画を話し合い、そこに運営に参加したい新しいメンバーを呼ぶというスタイルを続けています。
京都という土地柄、学生や留学生などの海外の方々とネイティブに、スタートアップに関心を持つ層をどう巻き込むかという機軸で運営をしています。
5月頃までに新入生を中心とした学生イベント、8月に京都工芸繊維大学のKS3(Kyoto Startup Summer School)と相乗りしたインターナショナルイベント、11月にグローバルのプログラムに連動した一般イベントを回すというのが、ここのところのパターンでした。
基本、来るもの拒まずで、女性を大事にするフェミニスト?な私の方針もあり、合間にWOMANイベントにも対応してきました。
要は、イベントのある無しに関わらず1ヶ月もしくは2ヶ月に一度メンバーが集い、運営や京都でのスタートアップに関する情報を共有してきたというのが現状です。
(本邦初公開、結構頑張っているんですw ただ飲み食いしたかっただけとの話も・・・)
567による環境の変化
今年に入ってから、従来なら4月終わりから、5月に開催するはずだったイベントに向けての準備をしてきました。毎年この時期に開催するのは、新入生や新学期に新たな気持ちで学生生活をスタートしようという学生をターゲットにしているからです。
しかし、3月に入り、今回は延期せざるを得ないという事でメンバーの意見は一致しました。一旦、6月に次回のイベントを延期するという判断を下す中、状況はどんどん悪化していきました。一つの判断の目処としていた祇園祭の山鉾巡航が中止になり、京都でもクラスターが発し、緊急事態宣言が発令されるなど、予断を許さない状況になっていったのです。オフラインでのイベント開催が困難になる中、運営母体であるtechstarの主導で、日本でもオンラインでのstartupweekendのイベントが各地で開催されるようになりました。
そこで、5月に入り今後の方針についてのミーティングを開催しました。当然密を避けた流行りのZOOMミーティングでした。
そこで出た意見としては、
1、単なるオンラインイベントではローカルのコミュニティのポリシーの維持が困難
2、自分達自身が新たなチャレンジを行なうべき
3、今までの参加者や協力者の方々を、今一度コミュニティとして新たに興味を持つ方々と繋げたい
というものでした。
そして、立ち上げるのが、『startupweekend KyotoSession』になります。
startupweekend KyotoSessionとは何か?
一言で言えば、startupweekendやスタートアップの魅力、大変さなどの”リアル”をお伝えするオンラインイベントという事になります。形式的には、運営メンバー×ご登壇者の対談形式からスタートします。
今まで発信しきれていなかった、「startupweekendって何がオモロいねん」とか「参加したら何が得られねん」というイベント固有の話と、「スタートアップの魅力や大変さ、それでも何故やり続けるのか?」といったスタートアップのリアルをお伝え出来ればと考えています。基本、ローカルコミュニティの考え方を堅持し、このイベントに関わって下さった方々を中心に対談を進めていこうと思っています。
新たなチャレンジですし、トライアンドエラーで変化させていこうと思っています。
第1回は、5月26日火曜日の20時からYouTubeでライブ配信を予定しています。
51Action、京都R不動産の代表で、不動産事業を始めリノベーション・ホテル業を行っている水口貴之と京都工芸繊維大学でD-LabやKS3の運営などを行なっているSushi Suzukiが、「StartupWeekendが人生に与えた影響」というテーマでお話します。
startupweekendの参加者から、ファシリテーターになった二人がどのような話をするかにご注目下さい。
毎週1回新しい配信を行なう予定ですので、楽しみにして下さい。
以下のYouTubeで配信を行ないます
当日、YouTubeのチャット欄からライブで質問もお受けしますので、是非ご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=e5iWDSD3Cf8&feature=youtu.be
注)本文では、新型ウイルスについてあえて567と表現しています。どうも、あの文字を見るだけで気分がげんなりするという筆者の個人的事情が背景です。ご容赦下さい。
ちなみに567ビールは大好きです。
チームビルディングに関する学び~京都スタートアップカンファレンス開催報告~
京都スタートアップカンファレンスでチームビルディングについてのセッションを行なった。このブログはその開催内容について、私なりに思うところを書いてみた。
「アントレプレナーシップって?」
今回のイベントのゲストは、はてなとBIZ REACHという2社の成功したベンチャーの共同創業者である佐藤さんと大西さんをゲストにした。
何故、このお二人にご登壇頂いたかの詳細は、前回のこの記事を参照してもらいたい。
要するに、アントレプレナー(創業者)ではない共同創業者のお話を聞くことで、
「どのようなメンバーで始めれば良いのか?」
「どうすれば、上手くチームビルディング出来るのか?」
を解き明かそうとしたのだ。
自分の中でアントレプレナーって
『不可能を可能にするアンビリーバブルな行動力を持った人』
という解釈をしていた。
しかし、佐藤さんと大西さんの話を聞くにつれ、この人達も十分にアンビリーバブルな行動力を持っている事に気づかされた。
では、この二人が『that's entreprenure』と言わしめる南さんや近藤さんのような
アントレプレナーシップを持った人とはどう定義すれば良いのか?
この疑問を解消しなければ先に進めないと思った。
「アントレプレナーの定義とは?」
そこで、無謀にもアントレプレナーをどう定義づけるのか、今までに出会った数多くの起業家や今回お聞きした南さんや近藤さんの話をもとに頭がすり減るくらい考えてみた。
そこで、アントレプレナーとは以下のような特性を持った人であると結論づけた。
① 不可能を可能にする並外れた行動力を持っている
② 常識を常識と考えない柔軟な発想力を持っている
③ 世の中の課題を正確に認識し、その課題解決方法を提示するとともに、その課題が
解決出来た後に訪れる世界観について自分の言葉で語れる
特にこの世界観を語り納得させられる人こそが、アントレプレナーであり他の要素が多少かけていてもこの3つの部分で他者を寄せ付けない人こそが真にアントレプレーシップを持った人と言えると結論付けた。
「チームビルディングに重要な役割を果たすマネージャーとは?」
では、アントレプレナーだけがいればスタートアップは成功するか?と言えばそうではないだろう。実際アントレプレナーシップを持った数多くのメンバーがいても上手くいっていないスタートアップを数多く知っている。
佐藤さんと大西さんの言葉で印象的であったのは
「いかにして創業者にマネージメントをさせないか」
に心を配ったという話である。
つまり、マネージャー的役割を果たす人の役割とは
『アントレプレナーの描く世界観をいかにリアルな計画に落とし込み、実行管理していくか』
これに尽きるのではないだろうか?
アントレプレナーとは、上にも書いたように不可能を可能にする、今まだ実現していない事をどのように実現させるかといういわゆる外向きに世界観を語る役割である。
その世界観を実現させていくために、「誰が何かをいつまでにやるのか」
といったリアルに落とし込み、チームとして実現出来るように内向きにアクションを起こす役割こそがマネージャーの役割と言えるのではなかろうか。
「アントレプレナー、マネージャー、CTOは役職でなく役割」
「スタートアップを始めるのに最少の人数構成は何人ですか?」
これは、今回のパネルで我々が用意した質問である。
この質問には、話が及ばなかったように思う。
そこで、今回の気づきを得て自分の問いに自分で答えるとすると、
「人数ではなく役割です。」
ということになるだろう。
スタートアップの中には、エンジニアや技術者といった競争優位の源泉となる専門技術やスキルを有したアントレプレナーもいるだろうし、マネジメントスキルを持ったCTO的存在もいるだろう。
そういう意味では、何人で始めるのかが重要なのではなく、アントレプレナー、マネージャー、CTOという役割を担う事が出来れば良いというのが答えだと思っている。
当然、一つの役割を一人ずつが担うなら3人になるし、ひょっとすると誰かがこの役割を2つこなすことが出来れば2人でも良いかも知れない。はたまた、一つの役割を二人で担う事もあるかも知れない。
さて、これとは全く別の話題になるが、アントレプレナーがHachathonや起業イベントで自分のアイデアが採用されず、意に反して他人のアイデアにジョインするケースがあるだろう。
このような場合も、いかにしてマネジメントがなされているのか?
誰がどうマネジメントを行なうのか?
こういった学びの場として、そのイベントを活用しても良いのではなかろうか。
このような貴重な考える機会を頂いた、BIZ REACHの佐藤さん、はてなの大西さん、そしてうだうだな運営にお付き合い頂いたTVSの谷口さん、坂井さん、そして盟友タナヤユウヤに感謝致します。
本当にありがとうございました。
2月8日開催京都スタートアップカンファレンス
まずお断りしておきます。
これは、宣伝です。宣伝以外何者でもない投稿です。
で、前回は何故このイベントを始めたか?について書きましたが今回は、2月8日(もう来週の水曜日)に開催するイベントの内容について書きます。
イベントはこちら
京都スタートアップカンファレンス~スタートアップにおけるチームの作り方~
「なぜチームブルディングなのか?」
イベントを始めた時に、資金調達と成功した起業家の話をやろうというのは比較的すっと出てきた話。
さて、その後なにやろかといった時にTVSの谷口さんが、「ビズリーチの佐藤さんのチームビルディングの話って面白かったんですよね。」というコメントを思いっきり拾っちゃたというのがきっかけでした。
これは、昨年の京都のデジハリのオープニングイベントで今回の登壇者のはてなの創業メンバーである大西さんと出会い、日頃感じていた
「スタートアップのチームの在り方って重要やな」
というのを再認識したのもきっかけでした。
実は、スタートアップのサポートを始めたばかりの頃によくVCのキャピタリストに
「何見て出資決めるんですか?」
と聞きまくっていた。その時のキャピタリストの方々の答えは大抵
「創業メンバーです」とか「人です」と「経営者です」
ってな答えでした。
当時の私は
「嘘こけ。あんたら人の見極め出来るくらい偉いんか?」
と内心思っていました。
しかし、今もし僕が同じ質問をうけたらきっと同じ答えをすると思います。
どんなに、いいアイデアや技術があってもチームがだめなら上手くいかない。
そう感じているからです。
今回のイベントでは、「素晴らしい経営者やアイデアをどうやってホンマもんにしていくか?」について起業家ではなく、それを支え続けてきた方々に聞いていきたいと思っています。本当に、良い方とパネルディスカッションできるのを楽しみにしています。
人材ビジネスといういわばありふれた業態の中で後発ながらスケールさせたビズリーチとITテクノロジーの塊のはてなという会社が
「なぜ成長できたのか?」
「どんなチームだったのか?」
「チームは意図的に作ったのか?」
などなど解き明かしていければと思っています。
「スタートアップピッチにも大注目」
このイベントでは、毎回スタートアップピッチを行なう。
やはり、東京のスタートアップに比べると関西のスタートアップはピッチレベルが低いと言わざるを得ないと思ています。実際の技術力や内容は、東京のスタートアップに比べても全然負けていないというか、むしろレベルが高いのにピッチのレベルが低いだけで資金調達やビジネスの進展が進んでいないケースも多いと思っています。
やはり、「場数を踏めていないのが原因ではないのか?」
と思っています。
今回は、非常に粒ぞろいでユニークな登壇者が集まってくれました。
前日、京都市スタートアップ支援ファンドから出資を受けたばかりのAGや知る人ぞ知る京都の若手ITエンジニアカンパニー「Campus」を率いる國重侑輝氏が手掛ける新たなサービス開発企業Baseconnect株式会社など。
スタートアップだけでなく、支援者にとっても貴重な場になると自負しています。
くどいようですが・・・
京都スタートアップカンファレンス~スタートアップにおけるチームの作り方~
まだまだ、参加者受付中です。
京都スタートアップカンファレンス
このブログ的には、「明けましておめでとうございます。」のような・・・
今年は、もう少し頑張って情報発信致します。きっと・・・
本日の話題は、タイトルそのまま「京都スタートアップカンファレンス」についてです。
そもそも、なぜこのイベントを始めたのか?とかについて書いておこうと思います。
「起業家に継続した学びの場を作り出したい」
始めたきっかけは、これがすべてです。
このイベントは、トーマツベンチャーサポート(TVS)さんと京都リサーチパーク(KRP)が共催して行なっているイベントです。
歴代のTVSの京都担当である岩崎さん、北條さんと「何か一緒に継続した勉強会やりましょうよ。」と企画をしつつも、単発の企画にしかならず「今度こそは」という事で登板したのが谷口さん。「やるやる詐欺軍団」と言われる、私とツナグムのタナカユウヤの首にとうとう鈴をつけてくれました。
一言で言うと、『京都で起業家と支援者、そして成功した先輩起業家が常にコンタクト出来て有機的な関係を築く、活きたネットワークを築く』がコンセプトになります。
ちなみに、第1回のテーマが「資金調達」、第2回のテーマが「先輩起業家の体験談を聞く」そして今回2月8日のテーマが「チームビルディング」です。
「京都流スタートアップとは」
京都流スタートアップってなんやねん?
ページのトップ画にも、京都流起業を日本のスタンダードにするって書いてあるし・・・
実は明確な定義はない。(間違ってたら後で訂正します)
ただ、京都の起業家って一時の流行もんをやるんじゃなくって、割と本質的に長く愛されたり、毎日使うようなそんな製品やサービスをやってるような気がする。
それと、スタートアップがスタートアップを産み出す。そんな流れが独特なのかなって思う。EVスポーツカーのGLMで初期にインターンしていた学生が、起業してたり、そこのメンバーがまた起業したり・・・
他に京都の特徴っていうと、伝統の中から新しいものを産み出してるんじゃないか。
そういったものを総称して、『京都流スタートアップ』って呼んでいこう。
そんな、感じです。
この活動を通じて、これが『京都流スタートアップ』だってはっきり言い切れるようになってければいいかなと思ってます。
「スタートアップはスケールする事を目指して欲しい」
このイベントに興味を持って頂ける方へのメッセージっぽいものになりますが、「スタートアップにはスケールする事を目指して欲しい。」こう思っています。
スタートアップは、単なる起業家じゃなくて「世の中をよくする方法を提供する」だとか「今まで世の中になかったとてつもない面白いサービスを提供する」だとか、そういった起業家の事をスタートアップだと思っています。
決して、すべてのスタートアップがIPOやM&Aでイグジットを果たすべきだと言っている訳ではありません。しかし、自分たちのプロダクトやサービスが世の中を変えるようなもので素晴らしいものなら、世の中の多くの人に使ってもらうようにするべきなんだと思っています。ローカルサービスだって、同じようなサービスを求めている他の地域に展開したり、同じターゲットに色々なサービスを展開したりと色々なやり方があると思います。そこを徹底的に追求して欲しいと思っています。
スタートアップは、どうしても走りながらしか学んでいけないと思っています。
しかも、これでけ知っていればいいという簡単なものではないとも思っています。
このイベントを一つの学びの機会と捉えて頂き、ここで繋がったネットワークを使ってスタートアップがどんどん成長していって欲しいそう思っています。
京都スタートアップカンファレンスの詳細についてはこちら